ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2023.5.31 08:11日々の出来事

SNS劣化~SNS老化まで。

カレーせんべいの「世界のゴー宣ファンサイト」を見たら、
井上正康氏が完全にビルゲイツの電波にイカレている。
毎日朝からスマホばっかり見ているから、ビルゲイツの
電波が脳髄まで沁み込んでしまったようだ。

6月11日に「オドレら正気か?」のゲストに呼んで、
コロナ禍の総括をしようと思っていたが、このままじゃ
「マサヤス正気か?」と面と向かって言わなきゃならなく
なるので、こちらからキャンセルして良かった。

しかし人間の老化なんて普通のことだと思っていたが、
スマホという道具の出現で、新たな老化現象が起こる
危険性が出てきたようだ。
老いたら老いたで、わしのようにSNSにはついて行けない
と諦めた方がいいんだと確信した。

子供たちはネイティブSNSだから、スマホの電源がどこに
あるかも分からなくなるわしみたいな奴は絶対にいない。
無理して若者について行く必要はなくて、SNSは秘書に
任せるとか、そういう翁のたしなみが要るんだろう。

井上氏はスマホでコロナやワクチンの情報を入手して
いたが、それがとうとう「陰謀論」ばっかり入手する
回路に嵌ってしまったようだ。

カレーが徹底的に批判しているが、大いにやって欲しい。
科学者のSNS劣化の症状を観察できて、興味深い。

これで『コロナ論』の総括をどう描くかも決まってくる。
なにしろもう井上正康氏は『コロナ論』を「陰謀論を
描かなければ『三文漫画』だ」と言うようになって
しまったのだから。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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